クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

ラグジュアリー・キャンプへの道①〜福島・小野川湖レイクショアキャンプ場

キャンプをしたいと願ってはや1ヶ月。福島県猪苗代湖近くの小野川湖でキャンプをしてきた。小野川湖にはいくつかあるキャンプ場のうちで小野川湖レイクショア野外活動センターというところで、場所は少々わかりにくく、最も奥まったところにあった。ここを選んだ理由は直火で焚火ができるところにあった。

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チェアワンのある優雅な(?)キャンプ

着くやテントを張る。われわれは黄色のモンベルのステラリッジ。今回車を出してくれた山友達夫婦は緑のエスパーステントということで登山の延長みたいだ。今回のテーマはラグジュアリーなのに、やはり山道具からの転用となるのである。

しかし、われわれは今回ヘリノックス・チェアワンというラグジュアリーなアイテムを用意している。まずはチェアワンに腰掛け、優雅にコーヒータイムとする。

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黄色の山岳テントと緑の山岳テント

友人夫婦は着いてから小一時間テントの設営などに時間がかかっていた。これまたラグジュアリーにタープを張ろうとしたのだが、沢屋である彼らはタープ用のポールを持参することを潔しとせず、立木などを使って張ろうと悪戦苦闘していた。スリングを立木に巻き、カラビナをかけ、ロープを連結し、とまるでマルチピッチ・クライミングでもやるかのようなテクニックを使ったものの、下に寝ることしかできないようなロールーフにしかできず、結局諦めてしまった。

ラグジュアリーの道は遠い。

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直火キャンプができる

コーヒーを飲み、あとは焚火の準備を始める。こうなると焚火と贅沢な食でラグジュアリーとするしかない。

焚火は難しい。薪は買ってきた(買ってきてもらった)。しかしながら、着火剤など持ち合わせてないので、そのあたりの小枝やもらった新聞紙、ガスコンロを使って火をつける。火床は決まっていないようなので、草の生えてないところを濡れた木で囲う適当な焚火。火の粉が飛ばないか、延焼しないか気を付けなければならない。焚火台を使うのと違って地面の上にダイレクトに薪を積んでいるので、風の影響を受けやすいのだ。

煙が舞い、火の粉で新品のチェアワンに穴が開かないように動き回り、なんだか思っていたラグジュアリーとは程遠いことに気づいた。(つづく)