春になって何かを始めてみようという人が多いかもしれない。
しかし、最近私は始めるより「やめる」ことを考えることの方が多い。「断捨離ブーム」というのがあったが、行動における断捨離である。
最近やめて良かったことを思いつくままに3つ書いてみたい。
①夜更かし
まずはわかりやすいところから。
昔から眠るのは好きな方だが、寝不足が今はとにかく辛い。休日は9時間くらい平気で寝る。
以前は休日前に早寝するのがもったいなかったが、今は夜更かしをした翌日は半日使い物にならなくなる。休日の方を台無しにするので夜更かしはやめている。
同様にコロナの影響もあって飲み会もほとんど止めている。これも休日の充実には非常によいことだった。
②ネクタイ
去年から年中ネクタイなしで良くなった。
考えてみればこの妙な紐に人生の貴重な時間をネクタイにどのくらい費やしたであろう。1日数十秒といえ、一生涯では結構な時間になる。さらに購入費や選ぶ時間まで考えると恐ろしい。
同じように、女性の毎日の化粧やファッション、男性の髭剃りなども一生涯に恐ろしい時間を費やしていそうだ。
③クリーニング
最近、クリーニングを使っていない。
以前住んでいたところに、やけに時間に厳しいクリーニング屋があった。1日、2日遅れたら早く取りに来いと言われ、仕上り予定時間より早く行ったら早過ぎると言われた。
それが嫌になって自宅で手洗いを増やしたのだが、楽である。
まずクリーニング屋の営業時間を考えなくていい。パンツくらいならマメに洗うことができる。取りに行く必要がない。
衣類もかつてのように繊細ではないので、手荒く扱える。これまでのストレスがなくなった。
止めてみるものである。
学校や職場では「やること」を手帳に並べるように教わることが多い。
確かに漏れなく実行するのは社会人として大切だ。しかし、「やること」を無限に増やすことはできない。
時折、「やめること」を中心に据えて考えてみるのも必要だと感じている。