クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

「ちょっと贅沢」と「無駄遣い」の違い

先日のキャンプで、よくあることなのだが、私のケチ話になった。

コンビニを使わないこと。買い物はコスパ重視なこと。余りものを苦労して持って帰ってくること。トイレットペーパーを使っていなかったことがあることなどなど。相方が面白おかしく話すので、もはや「鉄板ネタ」と化している。男に話せば面白い動物に出会ったような顔をされ、女に話せば「私なら付き合いきれない」という顔をされる。

週末は結構遠出もして金を使うのに、どうも日常については異常なケチとなっているようだ。

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小さい頃から無駄遣いはしないよう教育されてきた。大人にならないと十分に金を稼ぐことはできない。金を稼ぐには時間を費やして働く必要がある。ゆえに大人には時間がない。無駄遣いをすると、ただでさえ少ない時間を浪費することになる。

このような公式が成り立っていた。

最近、コンビニでちょっと贅沢という商品が溢れている。私にとってはいちいちコンビニに寄って、ちょっと贅沢の商品を物色して買うことが無駄な気がしてしまう。

必要なものは週末にまとめて買い、なければ諦める。わざわざコンビニをくぐるのが面倒。時間と金を惜しむことだけは一通りではない。

 

そんな私のケチ美学を聞いた山友達の女性が言った。

「私なら家出するわ」

別れるとか、離婚するとかという過激な言葉でないところがかわいいところだが、どうもこの考え方は一般的ではないらしい。