ここのところ、休日の朝はチャーハンにコーヒーという珍妙な組合せが多い。
休日前は少し晩酌する。そして酒を飲むとき私は米をあまり食べないので、翌日に残ってしまうので、翌朝はでチャーハンにして、目覚ましにコーヒーを飲むのが習慣になってしまった。
コーヒーはミルで挽き、布フィルターで入れる。いつも本を読みながらミルを股に挟んでゴリゴリするので、時間がかかると相方には言われる。ただ、挽き立てのコーヒーは安い豆でも倍美味しく感じる。
最近は登山中にどうしても酒が飲みたいという欲がなくなった。
先々月の岩手山も先月の奥穂高岳から西穂高岳の縦走の時も酒なし登山である。代わりにコーヒーを飲んだ。
山では軽量化が要求されるので、ミルで挽くというのは不可能。いつも粉末コーヒーとなる。普通のスーパーで買うネスカフェの粉末コーヒーもわりと美味しいので驚いてしまう。大瓶ではなく、スティック状の小分けが便利である。
これを景色を見ながら「ダバダ~」と飲むのだ。
これまでカップにはさほどこだわったことがない。
初期の頃はシェラカップを使っていたが、寒いとすぐ冷めてしまった。そこで、グレゴリーのバックパックを買ったときにもらった黄色のプラスチックカップをずっと使っている。これは冷めにくくていい。
それとだいぶ擦り切れたが、山小屋ではグレゴリーのロゴを羨ましがられることもある。
プラスチックカップが限界まで傷だらけになっているのを見て、先日相方が木のカップをくれた。手作りらしく、かなり高級そうだ。白い部分は象牙だという。
把手が少し出っ張っていて、パッキングには不便そうだが、コーヒーを入れると風情がある。巾着田に行った時もこれでコーヒーを飲むとより美味い気がした。
口が広いので、冷めやすいのが少々難。しかし、これで美味いコーヒーを飲むのを当面の目標に、登山をするのもいいかもしれない。