日経新聞の一面に「日立 週休3日で給与維持」という記事が出ていた。
ここでキモなのは週休3日ではなく給与維持ということである。稼働5日分の給与から4日分に減らすというなら話はわかる。時間に企業は金を払っているわけだ。
ところが給与維持となると仕事に払っているわけで、「成果主義」と言えば耳ざわりはいい。ただ、成果を上げられなければ正社員としておれないわけで、労働者にとって楽ではないことは明らかだ。
そんな暗い話はともかく週休3日になったら何をしようか。
登山とかのアクティビティは意外と時間が短い。私は1日で最大14時間行動くらいはしていたが(過去の話)、それ以上は無理。最も長いのはアプローチと体力回復にかかる時間となるだろう。
週休3日なら1泊2日を目いっぱい使って1日休める。
おそらく旅行はそんなに増えないのではないだろうか。3日の休みを家族で揃えるのが難しくなってくる。それに旅費は日数に比例するから、収入が増えないと延泊しにくい。
さすればキャンプはどうだろう。延泊のコストが少ないし、これからさらに盛んになるかもしれない。キャンプ場で記事でも書いてそれが収入になればと夢想するキャンパーが増えるかも。
YouTubeに挙げるためのアウトドアも増えるだろう。動画はとにかく文字を打つより時間がかかる。その時間も1日休みが増えれば確保できる。
ただ、仮に週休3日になったら、休みが多くて不安な人は副業でも始めそうな気がする。副業で何をするか。企業が生産性向上のために外注した雑務のためのアルバイトとかが市場に出てきそうだ。
結局、週休3日のうち1日は自分がどこかで掃き出した雑務を自分でこなすだけになるのかもしれない。