週末見たYouTubeで、さるクライマーの方がモンベルのリゾッタシリーズを絶賛していた。
相方曰くモンベルストアの店員でも人気で、山へは必ず持って行くという人も。ただ、お値段400円超と少々高い。
果たして究極の山メシと言えるのだろうか。
私がリゾッタシリーズを初めて食したのは9月の雲ノ平。
深夜バスで富山県の折立に朝着き、一気に雲ノ平まで進んだ。行動時間は8時間以上でお腹もペコペコ。
そんな時に相方が取り出したのが「ガパオ リゾッタ」である。
食べてみるとなかなかスパイスが効いている。味は秀逸で400円の価値はある。
ただ、期待が大きかったのでちょっと歯ごたえが残念だ。リゾッタは米のように見えるものの、あくまで米風の食品で、アルファ米とは異なる。
それがゆえにお湯を入れて3分でできるのだが、触感はお粥みたい。腹ペコでスパイシーお粥というのは少し物足りなかった。
リゾッタシリーズは少々お高いので、最近は生米か会社から持ち帰った防災用アルファ米を山に持って行くことが多い。
このアルファ米だが、会社の防災備品として定期的に交換されていて、以前消費期限切れを大量に持ち帰ったのが家に大量にあったりする。
こちらはリゾッタシリーズと違って、お湯を入れて15分かかる。味は五目ご飯、わかめご飯、ドライカレーで、私はドライカレーが好み。疲れている時は五目ご飯も美味しい。
問題は15分かかるので待つのが煩わしいこと。冬山だと15分放置すると冷めるので木下藤吉郎の草履のように懐で温める必要がある。
個人的な感覚になるが、腹持ちで行けばアルファ米の方が勝る気がする。これは歯ごたえという面が大きいだろう。ふにゃっとした触感よりワシワシと食う感覚があった方がいい。
ただ、リゾッタシリーズの味の完成度はなかなか。今のところガパオしか食べていないけど、梅しそが大好きな人もいるらしい。
アルファ米並みの触感とリゾッタシリーズのスパイスの山メシが登場しないかなあと今は期待している。