富士山の周囲を巡る2泊3日の自転車旅は山梨県の大月から静岡県の三島で終結した。適当に行ったつもりだが、結構お勧めである。
自転車旅は登山と比べて、飯が美味い、暖かい、移動距離が長いところがいい。買い物が自由なので酒も調達できる。
そんな自由気ままな旅の食について書いてみたい。
1日目は朝食と昼食おにぎり、夕食に焼き鳥という質素なものだった。距離感がわからなかったのが大きい。相方の作った梅と塩昆布のおにぎりがたくさんあったので、結局それだけ食べて夕方まで走った。
2日目がグルメ旅の本番。出発前にアルファ米の五目飯。朝霧高原で牛乳と飲むヨーグルトを飲み、朝霧高原ミルクランドでメンチカツサンドとカレーパン、富士宮でなぜかコメダ珈琲のチキンサンドを食べ、夜は三島の鰻丼。食いまくった日だった。
そして朝霧高原ではお土産に鹿肉ソーセージを買い、帰ってから食した。
鹿肉ソーセージは初めて食べた。
6本で850円と少々お高いが、普通の豚ソーセージと比べて脂身がやや少ない。その分、スパイスが効いている。原材料には豚も含まれているので、どこまでが豚の味でどこまでが鹿なのかわかりかねたが、それでも美味いには違いなかった。
朝霧高原周辺でキャンプをするなら買ってキャンプ場で食べるのもいいかもしれない。
旅の最後となったのは三島だった。三島といえば鰻ということで、最後も鰻にしようかとも思ったが、たまたま見つけた店にアジという文字があったので、海鮮天ぷらにしてしまった。
内陸を走って来たので、どうしても職は肉類が多くなっていて海鮮を欲していた。
アジにエビ、野菜が載った天丼にしたら、やはりアジがホクホクして美味かった。小型の中華鍋とかがあればこれまたキャンプで天ぷらをしたくなった。
そんなこんなで最後まで楽しみつくした自転車旅。今度こそ沖縄あたりでやってみたいなあと考えている。