2022年の夏休みがやってきた。
もう待ちわびた待ちわびたわけで、毎日天気予報を睨み、計画を立てては壊ししていた。
最終的に、できるだけ長く、のんびり山上で過ごすをコンセプトに北アルプス・雲ノ平を目指すことにした。
さて、今回の山行の特徴から書いていこう。
できるだけ長くなので食料は大量に持参。あくせくとしないため、計画はほぼフリーとした。
したがって、荷物の重量はいつもより数キロは重い。久しぶりにグレゴリーのトリコニ60を使ったが、パンパンである。いやはや大丈夫だろうか。
初日は23時新宿発の新穂高温泉行きのバスに乗る。翌朝6時過ぎに到着。
暑くなりそうだ。
今日は三俣小屋、疲れていたら双六小屋というプラン。しかし、すでにトラブルは始まっていた。
まず、相方が自分の財布を忘れた。頼みは私の財布にある現金5万円ばかり。山中だけなら大丈夫だろう。そして気になるのが、双六小屋の案内表示で、「テント泊 特定日は予約が必要」とある。
しかし、特定日とはいつか表記がない。もともとアバウトな計画なので、予約なんて考えもしなかった。
加えて、荷物の重さで私も相方もペースが上がらない。これまた誤算である。
前途多難というより五里霧中。もはや茫漠としたスタートとなっていた。