クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

伏見稲荷大社、鳥居巡り

春日原生林を巡った翌日は休暇を取り、天気が良かったので伏見稲荷大社に連れて行ってもらった。

関西に20年以上いたのに、奈良や京都を観光していないことに今さら驚いてしまう。

伏見稲荷大社は外国人観光客に非常に人気なのだそうだ。

行ってみるとそれもうなづける。平日ということもあって、ほとんどが外国人だった。大きな門をくぐり、立派な本殿を拝んでから、奥にある有名な鳥居を通り始める。

ちょっと鳥居はくぐるだけかと思ったら、先が見えないくらい長い。人が少なければ迷宮に迷い込むような感覚になるだろう。

鳥居のサイズは手の届きそうなものから、小さな神社にあるくらいのものまで。新品の増設やペンキ塗りたての真新しいものもあって、メンテナンスには余念がないようだ。

歩行時間は山頂まで1時間くらいだろうか。山頂は233mだが、階段なので結構歩きごたえがある。20歳くらいの青年たちも「足に乳酸が溜まってきた」と言っていたので、歩きなれない人には大変だろう。登るほどに人が減っていく。

頂上には祠があるのみ。やや散り気味だが、ところどころに紅葉があって綺麗だ。

鳥居の道の途中途中に茶屋があるのが面白い。小さいとはいえ巡礼の道なのだ。

登って下ってお腹が空いた。巡礼はお腹が空くのだ。