クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

老後の趣味はいくつ必要?

正月に実家へ帰ったら、父親が今年で仕事を辞めるという。

もう立派な高齢者だし、引退と言ってもバチはあたらないだろう。しかし、ここ何十年も仕事人間をやっていただけに次は何をするのだろうか?

相方の父親は一足先に引退して、今は大学生だ。元々は弁護士志望の法学部だったが、今は趣味の歴史学をやっている。ちょうど私の逆パターン。毎日弁当を持って図書館に通っているらしい。

先日、大前研一さんの本を読んだら、趣味は7つは必要だという。

なるほど、ゴルフなんて毎日できない。釣りや登山は天気が悪いと行けない。手芸や読書も毎日はできないし、恐ろしく無口になりそう。旅行は金がかかる。

現役時代に趣味として君臨していたものも、オールマイティーとはいかない。1人でできるもの、複数人で行うもの、外でできるもの、屋内でできるもの。これらを組み合わせると7つは必要だという。

なるほど、まだ身体が元気ならそれくらいないと時間をうっちゃれないだろう。波平さんのように趣味は盆栽と囲碁だけでは老後を暮らせないのだ。

 

私の趣味を並べてみると、登山・自転車・ランニング・キャンプといったアウトドア。インドアでは読書・料理・ジムでのボルダリング・将棋。あとは旅行など。

ジャンルが固まっているので、少し足りない。身体が動かないとできないものがある。

最近、歴史学の本を読み直すと面白いので、このあたりも趣味に復活してもいいかもしれない。

カメラにこだわるのも一つ。画像の加工もできたらいいかも。一時ハマった動画編集もいい。あれは時間がないとできない。あまりに時間がかかって止めた。

山の模型作りも迷っていてやっていないものの一つだ。

考えるうちに、仕事そっちのけになる危険性も出てきた。

 

さて、件の父親はまず、『高校数学で解く相対性理論』という本を読み解くという。

工学博士のプライドか、それとも思いつくものがまだ少ないのか。

とにかく楽しく毎日を過ごせる何かを探してほしい。