クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

パッククラフト、奥多摩で処女航海②

今回のスタート地点は海沢大橋の下。ここで海沢方面からの流れと本流が合流する。

上から眺めているとここより上流は水量が少ないところが多く、下るには厳しい部分がある。

最初は瀞でパドルを軽く練習。パックラフトは水に浮かべた葉っぱのようなもので、直進する機能はまるでない。流れのないところではかえって難しそう。

とりあえず海沢からの流れを利用して漕ぎ出した。とはいえ、流れはほぼ一瞬。白丸のダムで水が堰き止められているので川として流れている感じはしない。

それでも、両岸は大きく反り立っていて、ボートでないと来れないところだ。

少し行くとカヌーやサップがたくさん置いてあるところがあった。ネットで白丸湖ガイドというのがいくつもあったが、それ用のものだろう。

ここで小休止と思って岩に上がろうとしたら、岩がぬめって滑落。ガイドと思しき人に引き上げてもらった。水はきれいに見えるが、流れがないので岩にぬめりが多い。ダムの影響だろう。

 

結局、白丸ダムの近くまで行って、反転。少し戻って水中に頭を出している岩の上で昼食を取った。こんなのんびりした流れがずっと続く川があったらずっと下っていたい。

その後はスタート地点まで水流を遡った。

スタート地点で同じメーカーのパックラフトを漕いできたおじさんとおしゃべり。その人はアウトレットでパックラフトを買って車で来たという。山もいいけど、川のつながりができるとまた面白いかもしれない。

久しぶりに上半身を使ってパドルを漕いだので、帰りの電車は再び爆睡してしまった。