ここのところ三食とも自炊か弁当で休日はランニング。まさに「清貧」にふさわしい生活をしている。
それでも10月の連休は白神山地に行って、弘前で青森グルメを堪能したりしているので、「ぜいたく」をしていないわけではない。
まあ、今年の夏の北海道旅行も半分以上がテント泊に自炊。それでいて炉端焼きや寿司を食べに行ったりと、清貧とぜいたくを行き来する旅をした。こういうのを一体どう表現すればいいのだろう。
今、国会で減税議論が行われている。政治的な話は角が立つので踏み込まないけど、消費を喚起する、早い話が「ぜいたくをしろ」と言っている。
一方で世論も給付とか減税と言うと歓迎するわけだが、あくまで「困っている人のため」という大義が先に立って、富裕層がぜいたくをするのには嫌悪感を示したりする。
金を使って経済を回せと言っているわりに他人のぜいたくが許せないというわけだ。どっちがええねんという感じもする。
私はというと、自分の中の心地の良いぜいたくがある。
テント泊もホテル泊も、焚き火で安い肉を焼くのも居酒屋で飲むのも同じぜいたくなのだ。
今からさらに年を取ったら考え方が変わるかもしれないが、清貧とぜいたくの旅を楽しむのが最大の「ぜいたく」となっている。