クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

『神話の力』を読んだ

最近、夜は走っているので読書はもっぱら電車の中。慌ただしい。

ジョーゼフ・キャンベルとビル・モイヤーズ『神話の力』を読んだ。神話学者の権威、ジョーゼフ・キャンベルにビル・モイヤーズがインタビューする形式の対談記事。

最近読んだビジネス書の中でもなぜか紹介されていた。

ざっくりと乱暴にまとめてしまうと世界各所の神話には共通項が多く、同じモチーフを各地の風土に合わせてアレンジされたのが神話だという話だ。それはギリシャ神話から「スターウォーズ」に至るまで手を変え品を変えあらゆる物語に共通している。

とにかく対談なのにいろいろな事例が出てきて追い付かないのだが、これまた乱暴にまとめてしまうと、人類の英知、哲学は民族を超えて共通しており、抽象的な言葉や記録がない中では「神話」という物語で受け継がれることが多かったのだろう。

どんなに技術が進化しても「生と死」は古代から変わることなく連綿と繰り返されており、それに伴う思想は今も昔もそれほど変わることはない。したがって、神話は今も生きているということだと思う。

 

う~む。あまりに乱暴なまとめ。週末山にでも登ってもう少し考察を深めていこう。