クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

転職活動とウォーキング

土曜日は久しぶりに会社を辞めた先輩家族と会った。

聞けば辞めてから転職活動をして、会った前日に職が決まったらしい。通常、辞める前に次の職を決めておくケースが多いのだが、職種も絞り込んでいたので焦らず探したのだという。

何にしてもめでたい。

転職活動中は毎朝川沿いをウォーキングしていたようだ。

朝の8時くらいにウォーキングとなると通学する小中学生と鉢合わせになることが多いらしく、「この人何してるんだろう」と露骨に言う子もいてマイったので、時間を変えるようにしたらしい。

平日の日中、大人は働くべしというのが子どもたちにとっての常識であり、その常識を外れた大人は不思議な存在だったみたい。もっとも土日や深夜に働く人もいるわけだから、朝にウォーキングしていても働いていないとは限らないものだが、世間の常識には適合しないということになる。

 

転職歴の多い相方に言わせると、平日世間様が働いている中で外に出るのは怖いのだという。世の中が活発に動いていく中で取り残された自分が道の脇で呆然と見送っているようで、たまらなく焦りを感じたらしい。

先輩は転職活動中に今までできなかった勉強をいろいろやっていたようなので、いわゆる「ニート」とは全く違うのだが、それでも焦りはあったという。

うーむ。

自分もそんなときが来るのだろうか。その時焦りに耐えられるだろうか。

今から来るかわからない未来を想像して不思議な気持ちになっている。