クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

韓国ドラマと結婚

昨日、ちきりんさんのツイートを見て笑ってしまった。

韓国の合計特殊出生率の話で、日本が1.2人に対して0.72人なんだそうだ。ソウルに限るとなんと0.55人。それに対して「韓国ドラマを観ているとみんなめっちゃ情熱的に恋愛してるぽく見えるけど、実際は結婚しないし子供も産まないのね。」とコメントしている。

なるほど最近、電車の中で韓流ドラマを観ている人が多いが、美男美女だらけで、それはそれは情熱的な恋愛をしているようである。

中にはみんな20代の美しき男女ばかりの会社なんかが登場していて、「そんな会社あるんかいな」というツッコミとともに、「こんな会社あったら自分などいたたまれないだろうな」などと感じてしまう。

しかし、少子化ということはドラマの恋愛と実際の結婚は別物らしい。

日本で少子化が進んだのは1990年前。ちょうどバブルの頃だ。

当時のいわゆるトレンディドラマもある意味で今の韓国ドラマと似ているかもしれない。キラキラした男女がドキドキ、ハラハラの恋愛を繰り広げる。

わが両親などはお見合い結婚だから、1980年くらいまでは結婚とはすなわち出会いであり、会って「まあいっか」となれば結婚していたようだ。荒っぽい言い方のようだが、深く考え過ぎると結婚なんてできないのである。

そう考えると日本の90年代以降も現代の韓国も恋愛と結婚は別であり、ドラマのキラキラ恋愛を見つつも結婚について深く深く考えるようになっているのかもしれない。

 

ちなみに私は結婚そのものは遅かったが、それは何も考えてなかった遅くなったのであり、深く考えなかったから結婚できたと言える。

未知の未来に突き進むには考えないことも時に必要だということだろうか。