そろそろ山と渓谷や岳人の特集号で『夏山』が出てきた。夏に行きたい山の特集号だが、まあ暑いので日本アルプス縦走が中心となっている。
私も猛暑日とかになったら3000mくらいのところで高笑いしながら過ごしたい。インターネットさえつながれば山小屋でサテライトオフィスなんか開けないだろうか。食事や風呂の問題はあるけど。
さて、私が今まで行った中で一番長い縦走ルートは、北アルプスの裏銀座ルートの登山口にあたる七倉温泉から入山し、船窪小屋を越えて針ノ木谷を下降。奥黒部ヒュッテでテント泊。2日目に読売新道を登って、赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳を縦走して三俣小屋へ。そこからは大キレットまでつなげる4泊5日の旅だ。
5日目には身体が痒くて仕方なくなった。
長期の縦走をするなら、途中で温泉に入れるルートがいい。
その意味では北アルプスの秘境、高天原温泉に入るコース取りも魅力的だ。友達で高天原温泉から読売新道に入るというマニアックなコースで縦走した人もいた。
かつて田部井淳子さんがNHKの番組でスタッフと一緒に山小屋をはしごしながら北アルプス全山縦走していた。山小屋はしごは金がかかり過ぎるし、私のスタイルではないけど、温泉に浸かったりしながら天気を見つつゆっくり縦走するのもいいだろうな。
あと黒部五郎岳も1回しか行っていないので、もう1回堪能したいというのはある。初めて行った時は薬師岳から黒部五郎岳を3泊4日で巡る慌ただしい山旅だった。
一番お金で買えないのは時間なんだなあと今はしみじみと考える。