クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

朝食チャーハン2年の成果と作り方

休日の朝食にチャーハンを作るのが習わしとなっている。

椎名誠『怪しい探検隊シリーズ』では林秀明さん、通称リンさんがチャーハンを朝食に作るのがあまりに美味そうだったので、真似をした次第である。

もう2年くらいやってきたので、ちょっと普通のブログっぽく写真多めで紹介したいと思う。

 

①材料はシンプルに

チャーハンを失敗するのにはいくつかのパターンがある。食えないくらい不味いのは調味料を間違うくらいで、多くはベチャベチャになってしまうことである。

 

まずはシンプルに作る方が成功率が高い。

下は2人前の材料で、卵2つ。ネギは細ネギがいいけど、今回はなかったので太ネギを微塵切りにした。

 

重要なのはご飯をレンジで温めておくこと。

湯気が立つくらいにしておく。

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②中華鍋様のお出まし

チャーハンは中華鍋に限る。

なければフライパンでもいいのだが、鉄の中華鍋は熱が均一に通る。しかも油が馴染むと焦げ付きもない。

私の愛用するのは横浜・山田工業所の直径36cm。これで4人前くらいまで。2人前ならワンサイズ小さい30cmくらいでもいい。

小さいのも欲しくなっていてキャンプ持参用に買おうかと考えている。

Amazonで3000円台で買える。

 

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③油はケチらない

ヘルシー、低カロリー、脱メタボの時代である。会社の掲示板には年末年始に太らないようにというお達しがあった。

なんちゅうか小学校の学級通信みたいだ。

さて、そんな御触書に逆らうのがチャーハン道である。

 

油はお玉半分くらい入れる。

そして火をつけたら鍋を回して油を馴染ませる。

食ってから身体を動かしてカロリーを消費するしかない。

 

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④手順はシンプル、素早く

一時期、「伊東家の食卓」など生活の中の裏技番組が流行った。

チャーハンは卵かけご飯を炒めれば上手くできる。卵はスクランブルエッグにしてからご飯を入れた方がいいなど。

私も試したが、あれはフライパンで大失敗しない方法であって、究極的に美味いものはできない。

 

私のやり方はシンプル。

油から湯気が出たら、溶き卵を投入。たちまち卵は半分が油揚げになり半分が半熟になる。

半熟状態を確認したらご飯登場。

 

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ご飯を半熟卵の上に投入したら素早くかき混ぜる。

中華料理店では鍋振りをするケースがあるが、家庭用のコンロは五徳が不安定だし、火力が弱いので、お玉でひたすら混ぜる。

 

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ひたすらひたすら。

卵を崩すように混ぜて、卵と油をご飯に絡めたら、塩で味付け。

味付けは塩と胡椒で十分。不味くできてしまう2つ目の要因はいろいろな調味料を使うことにある。

塩胡椒なら失敗してもまず食べられるものが出来上がる。

 

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⑤炒め時間はネギ次第

卵の焦げ付きの心配がなくなったらネギを投入する。

どのくらい炒めるかが難しい。私の場合、基本的にネギに火が通ったら終わることにしている。

先日、ネギの投入が遅れたらチャーハンが少し焦げてしまった。したがって、ネギは火の通りがいいように細かく切ることをお勧めする。

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⑥最後はやっぱりこれ

 別に見栄えにこだわらないけど、人に振舞うときはこれ。丼か何かをつかって丸く山にする。

十数年前、『山と渓谷』で「おっぱい山特集」というのがあった。日本全国結構あるもので、『智恵子抄』で有名な安達太良山も「おっぱい山」の一員である。

書いてみたけどチャーハンの巧拙には何の関係もない。ただ「おっぱい山」みたいだなあと思っただけである。

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そういうわけで温かいうちにいただきます。

 

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