1月も終わりになろうかという時に写真カレンダーを作った。
これまで撮った写真からピックアップしてみたのだが、昨年は極端にすくなくて、2019年以前ばかりになってしまった。
選んでみると気合を入れて一眼レフで撮ったものが少ない。ほとんどが何気なく撮ったコンデジのものだ。
下の写真もその一部で、1月に甲斐駒ヶ岳に登ったときのもの。
それにカレンダーにする際には少しポスターとして映えるように加工してくれているらしく、普通の写真も少しプロっぽく見える。
こうして見ると、失礼な話だが、プロのカメラマンというのは商売として難しいなと感じる。
素人がそれなりの写真を撮れる以上は、プロとして腕の違いをどこで見せたらよいのだろう。巷の子どもや人をむやみに撮ることも許されず、景色を撮るだけでは差が出にくくなった。トリミングもパソコンで簡単にできるので、加工や発色の修正もプロ特有の技術ではない。
作家・団鬼六は写真家の篠山紀信とコラボした際に、写真について講釈をし、篠山紀信は素直にその話を聞いたらしい。日本を代表する写真家ということを知らなかったらしく、後で恥ずかしい思いをしたらしいが、何を講釈したのか、篠山紀信はどう感じたのか訊いてみたいところである。