ついにカメラを買った。正確には届いていないので、注文したという状況ではあるが、とにかく決めた。
Canon EOS Kiss X10。
これまでX4を10年以上使い、あれこれ迷ってまた同じとは能がない。能がないけどまた同じにした理由を書いていこう。
①コスパ最強
今や一眼レフは初級と上級の二極化が進んでしまった。
Canon D90は20万近くで、10万円台前半の機種がない。SONYもα7Ⅱが10万円台後半。α7Ⅲになると20万円超。
山に持って行くことを考えると壊した時の心理的ショックがよぎってしまう。
そういうわけで、レンズキットで7万円くらいのKissが妥当なところだ。
Nikonの初級一眼D3500の方が安かったし、わずかに軽い。デザインの好みが合えばこっちでもよかったかも。
Nikonは昔「報道のニコン」と言われたように、プロジャーナリストの必須道具それだけにちょっと武骨な印象なので、やっぱりCanonにしてしまった。
②軽くて電池長持ち
今回、最後まで迷ったのはPENTAX K-70。頑丈な一眼レフである。当然重い。
それ以上にネックだったのは電池の持ちの悪さ。なんとカタログ数値で連続200枚ばかり。これはミラーレス並みの数値なので、よほど電池を食うシステムなのか、電池の質が今ひとつなのだろう。
それに対してEOS Kissはカタログ数値とはいえ、ファインダーで撮るなら1000枚。私はオートフォーカスもあまり使わず、電源もわりとマメに切る方なので、実際X4で5日くらいなら持っている。
雪山では電池切れがネックになるので、この安心感は代え難い。
PENTAX K-70のカタログには雪をかぶったカメラ本体が写っているけど、電池切れちゃったら意味ないしなぁ。
③機能は上級機と変わらない
発売時期が違うので、一概に言えないけど、中級機のEOS 9000Dと比較してみると、
EOS 9000D
・有効画素数2420万画素
・映像エンジン DIGIT6
・質量540g
・価格10万円強
さらにEOS 90D
・有効画素数3250万画素
・映像エンジン DIGIT8
・質量701g
・価格20万円弱
ではではEOS Kiss X4
・有効画素数2410万画素
・映像エンジン DIGIT8
・質量449g
・価格7万円強
実際使ってみないとわからないけど、スペックはほぼ同じ。
圧倒的に違うのは質量と価格で、90Dは質量1.5倍、価格では倍以上。価格はレンズキットで比較してみた。
あとは連写機能が違うのと、撮影枚数が90Dの場合1700枚と驚異的なのを除き、何が違うのかわからない。ファインダーの視野率がKissは95%だというくらいか(90Dは100%)。
いずれにせよほぼ同等である。
まだ来ぬうちから興奮してEOS Kissのすばらしさを書き連ねてしまった。
まあ見かけは代わり映えしないし、機能を使いこなせないと意味はない。一眼レフ衰退の中、ぜひともインスタ映えとは違ういい写真を撮りたい。