クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

労働と残業代のバランスとは?

最近、職場で早く帰れと言われる。

私は定時でスパッと仕事を切り上げて、アフターファイブはボルダリングかジョギングなんかして、週末は登山かサイクリングを楽しむのだ、と誓って就職した。それが、豈図らんや定時で帰ることの方がマレという状態だ。

一体何を間違ったかと思う。

 

残業をすると残業代というものが支払われることを入社してから8年くらい知らなかった。

まあ大学時代に労働法をなぜか勉強していたので、知ってはいたけど実際に申告したことがなかった。今は労務管理がうるさくなっているので、サービス残業はなくなったが、まあ残業が多いのには違いない。

 

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世に残業代が欲しいから残業をするという人がいるという。

もちろん収入はそれぞれバラバラで、支出もバラバラ。子どもが何人かいて、家と車のローンもあって、収入も厳しいとなればそれなりに稼がないととなるのかもしれない。

仕事が楽しくて、お金も稼がないといけないし、残業できたら一石二鳥となるなら構わない。

ところが多くの場合、残業代稼ぎの残業をしている人が幸せそうに見えないのはなぜだろう。

 

1日7時間か8時間の労働というのは理にかなっている。

私は受験生時代、つまり十代の最も集中力のあった時期でも8時間くらいの勉強が限界だった。実際は頭をあまり使わない暗記モノとかを挟んでもうちょっと勉強しているフリをしていたが、8時間ガッツリやるともう使い物にならない。あとはテキストをボーっと眺めるだけである。

凡人の私がサンプルになるかわからないが、10時間以上の労働というのは生産性が明らかに落ちる。

それに楽しくない。

余程好きな仕事でないと残業は捗らないし楽しくないのだ。

楽しくもない労働に残業代が見合うのか。残業をすると余計に金を使わず、遊ぶ時間もなくなり、金は貯まるが楽しみがない。

今の私にとって最大級の葛藤である。

 

残業代は平常賃金の25%増しになる。25%増すのは25%辛いということだ。それが10%くらい辛いと感じるなら残業すれば良いし、50%苦痛となればやらないほうがいい。

私はというとバリバリ働いて、存分に遊ぶというのが理想だったわけだが、今日もトロトロ、ダラダラ仕事を続けるのだろう。