先日、会津駒ヶ岳にて断食の効用について説かれた。ただ、それはそれとして断食で登山はできないので、断食を説いた人も行動食を口にしつつ登っていた。
行動食に必要なのはカロリーである。軽くて、とにかくカロリー。低カロリー志向なんて言ってはいられない。
ふと、過去に行動食にしていたものを買い連ねてみたい。
①ヤマザキ ミニあんぱんと水
登山の前に自転車旅行にハマっていた時は菓子パンが行動食の定番だった。かさばるが、自転車ならあまり関係ない。
ハンガーノック、いわゆるシャリばてを防ぐには甘くてすぐ食べられるもの。そして安い。
この条件を満たすのはヤマザキのミニあんぱんだった。5つ入りで100円ほど。飽きたらクリームパンやチョコ、ピーナッツバターというバリエーションもある。
登山を始めてからもしばらくは菓子パン登山を続けた。飲み物は水。
安くて腹が膨れる。アウトドアでは何でも美味いので、初期の行動食は満腹感だけを優先していた。
②カロリーメイトとは友達(メイト)になれなかった
登山家・竹内洋岳さんはカロリーメイトを常食としていると本で読んだ。ブログではフォアグラがあってもカロメを選ぶと書いている。
それまであまり食べなかったけど、セブンサミッターが言うのならばと間違いない。カロリーメイトとカップヌードルリフィルを買って山に向かうようになった。
ところがカロリーメイトは皆さんご存知の通りパサつく。
特に冬山ではのんびり水を飲めないので、カロリーメイトだけ食べるのは辛い。しかもバックパックにぎゅうぎゅう詰めると折れる、砕ける、粉々になる。粉が喉に入ってむせることしばしば。
しかもわりと高いので、今はほとんど買っていない。
③今の行動食は歌舞伎揚げとクッキー
行動食としてチョコピーナッツに凝っていたことがある。西友で一袋100円程度で500kcalを超える。とんでもないカロリーモンスター。
ただ、夏場は溶けてどろどろになるので向かない。
結局行きついたのはソフトクッキー。カロリーメイトほどべたつかないし、割れない。これまた西友で2種類入りの大袋で、イチゴとチョコ入りがお気に入りだ。
あと、甘い物ばかりでは飽きるので、ミニ歌舞伎揚げをアクセントに持って行く。ちょっと嵩張るのが難点だが、しょっぱいものを食べると元気になる。
最近は歌舞伎揚げにかりんとうを混ぜるようになった。甘いからいの和のコラボ。これまたカロリーが高い。難点はどれも固いことか。
そんなこんなの行動食事情。
山では何でもおいしくなる不思議なパワーがある。