クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

台湾パインとおから料理

最近、エンゲル係数が高い。

別に贅沢をしているつもりもないのだが、週休1日で遠出もせず、ジョギングと読書くらいしかしていないので、支出は食に限られている。

したがって、楽しみは食に限られてきている。

 

今、人気なのが台湾パイン。

なんでもこれまでは中国に輸出されていたのが、禁輸政策があって、日本に入るようになったらしい。

フィリピン産と違うのが、畑で完熟されていること。輸送中に完熟するフィリピン産にやや酸味が多いのに対して台湾パインはまんべんなく甘い。皮の周辺なんかも味に差がないところがすごいのである。

 

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安くなっていた台湾パイン

ところで、先日豆腐を作ったらたくさんの「おから」ができた。「できた」のか「出た」は微妙なところだが、食べ物なのだから食べきらねばならない。

そういうわけでここ何日かおからを食べている。

おからは料理しても見栄えはしないのが少々残念。ただ、少し甘みがある以外は味の主張は少ないので炒め物、焼き物に入れることができる。

今回は人参や空芯菜、豚肉との炒め物で、相方が作ったら味が薄かったので、醤油と砂糖と酒で少し濃いめの味にした。

手作り豆腐とおからと刺身、デザートに台湾パイン。

質素なんだか贅沢なんだかわからない食卓だ。

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ある週末の食卓

実家暮らしを続ける後輩の女の子にこう言われた。

「食事は1日3回するんですよ。3回楽しめるイベントがあるって幸せなことですよ」

なるほど阿川佐和子のエッセイ集のタイトルにあるように「残るは食欲」が人間の本質なのかもしれない。