どうも忙しくて困っている。来月はマラソン大会もあるし、痛めた足も治らないし、雪山も行きたいし、それでいて帰宅時刻は遅いしでどうしようという感じだ。
こういう時は旅行の計画を立てるか過去の旅行を振り返るのが最近のストレス解消法になっている。
今回は唐突ながら旅先などで食べた寿司について書いてみたい。
①富山の鱒寿司
富山と言えば新鮮な魚介類。市内の普通の居酒屋にも生け簀がある充実ぶりとなる。
その富山にあって寿司の代表は鱒寿司である。鱒寿司は塩を振ったサクラマスと米を丸いわっぱに詰めたものだ。
押し寿司は好きなので、宇奈月温泉から富山駅までの帰りに買ったことがある。多少の難点は1人で食べるには大きくて飽きることか。
今はコロナで難しいが駅弁にちょうどいい寿司である。
②琵琶湖の鮒ずし
今年の正月に祖母の家に行ったら珍しいものがあった。さる親戚が送ってくれたという鮒ずしである。
鮒ずしは言わずと知れた琵琶湖の名産。くさやとともに食通の珍味として知られる。
とはいえおいそれと買えるものではなく小さいのでも1匹6000円くらいするらしい。今回、たまたまご相伴にあずかることができた。
味は表現が難しい。よくブルーチーズとか表現されるが、私の感想はしょっぱいチーズという感じか。日本酒に合うという人もいるだろう。
しょっぱいがゆえにたくさん食べられるものではない。珍味は少しで十分なのだ。
③謎の存在・和歌山寿司
関西で寿司と言えば奈良の柿の葉寿司なんかが有名だ。鮭か鯖の押し寿司で甘めの米酢がいい。
ある時、奈良県の南部に行った時にスーパーで和歌山寿司なるものがあったので、買ってみたことがある。正確には覚えていないが、オークワのような普通のスーパーだった。
写真の右上はいなりで、左下は巻きずしなので、左上と右下が和歌山寿司ということになる。見た目と味は柿の葉寿司と同じ。右下は鯖のようだが、左上は何だっただろう。
和歌山でも柿の葉寿司は作られているらしく、正体はそれかもしれない。
また熊野古道でも行って確認してみたい。
寿司と言えば江戸前寿司を指すようになっている。
江戸前はもともと気の短い江戸っ子が発酵する前にそのまま寿司を食したことから始まったとされる。江戸前が流行るのは現代人の気が短くなったからだろうか。
せめて旅行の時くらいはいろいろな寿司に舌鼓を打ちたい。