クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

宮古島に行ったら沖縄天ぷら?〜宮古島のグルメ①

旅行に行ったら土地のものを食べたい。

日本は土地土地で異なる食物が溢れていて、それだけで旅に彩りが加わる。昨年末に行った大分では関アジや関サバを食べたっけ。

では沖縄と言えば何だろう?

今回食べたものをちょっと自慢(?)してみたい。

 

①日本蕎麦ともずく天ぷら

宮古空港に降り立ったのは10時半ごろだった。そこから種々のトラブルがあり、雨の中、平良の市街に着いた時には12時頃となった。

まずは腹が減ったので宿の斜向かいの「もずく麺」の店に入った。

沖縄と言えばソーキそばである。ソーキそばは後ほど紹介するとして、まずは「もずく麺。てっきり沖縄そばにもずくが入っているのかと思ったら日本そばが出てきた。

日本そばは歯ごたえしっかり。もずく天ぷらは江戸前のサクサク天ぷらではなく、やや衣の厚い沖縄風。もずくと紅しょうがお替り自由だった。

 

面白いと言えば面白い。そばの味ももずくも良かった。

ただ、これは宮古島の名物なのか判別しかねる。新しい名物として売り出し中という感じかもしれない。

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②沖縄天ぷら

沖縄は日本の都道府県で唯一、島のみで構成された県である。漁業ももちろん盛んで、伊良部島の佐良浜は鰹とマグロ漁で栄えた集落でもある。

しかし、不思議なことに店屋に行っても生魚がメインを張っているところは少ない気がする。生け簀にアジが泳ぐなんていうことはなく、市街地では焼肉屋が目に付いた。

そんな宮古島にあってよく目にしたのは魚の天ぷらである。

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またしても揚げ物。

衣が厚くて、デカくて、安い。写真右下は魚の天ぷらで1本80円。あとのもずくも鶏も1個80円くらいだった。

島の駅というところで、揚げ物屋さんがあり、そこで揚げたてをテイクアウトできる。大量に買うと割引してくれるそうだが、15個で2個おまけという具合だった。30個だと5個。考えるだけで胸焼けしそうだ。

 

宿でオリオンビールにこの天ぷらをつまむと、ああ宮古島だなあという気がしてきた。

宮古島、沖縄の料理は基本がB級グルメのようだ。洗練された美味さを追求するというより、料理を広げてみんなでワイワイ食べるのにいい。

北海道のグルメは寒さに負けない血肉を作るという感じがする。対して沖縄のグルメは安くて美味いモノを食うという雰囲気がして、日本は広いなあと小学生のように感心してしまう。

今はコロナが収束して早いところワイワイ食べられる日が来てほしい。