今回、思いつきで野田市まで行った。思いつきなので特に目的もなしである。
そんななかで河原が花盛りだったのが何より嬉しい誤算だった。荒川、江戸川、利根川と越えたが、利根川の菜の花畑は圧巻。
2日目は利根川沿いを少し走り、茨城県側に少しだけ入って帰路に就くことにした。
この時期限定、菜の花畑がすごい。堤防に帯のようにかかっていて、花の匂いがプンと漂っている。
川沿いにサイクリングする人が多い。
菜の花は利根川が最も多く、江戸川や中川もなかなか。荒川は部分的に密集しているものの、少々まばらだった。
なぜだろう。
野田市からは埼玉に入り越谷、川口・新座を抜ける。
そこからは東京都東久留米・東村山・小平を抜ける。20日の日曜日に桜の開花宣言が出たらしい。武蔵境から多摩湖に伸びるサイクリングロード沿いの桜と椿が咲いていた。
今回は野田でキャンプをするというだけで特に目的を決めずに飛び出した。正直、車の多い関東近辺はサイクリングとしては気を使う場所である。
その中で菜の花、桃、桜、椿などの花を愛でながらのサイクリングができたのはよかった。
かつてなら花など見向きもしなかったのが、今になって見に行きたくなるのはなぜだろう。気が付けば川の流れのように過ぎ行く時を慈しむためだろうか。
とにかく今できること、やりたいことを優先して過ごしていきたい。花が咲いていられるのはほんの一瞬なのだから。