クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

東京の桜と関西の桜

日曜日に東京近代美術館に行った後、皇居の北の丸公園に入った。

ちょうど桜の時期なのだが、土日とも雨。このまま満開の桜を流してしまうだろうか。

関西から初めて東京へ来ると、桜、特にソメイヨシノが多いのに気づく。

大阪では造幣局の桜が有名ではあるものの、並木道としての桜は少ない。大阪が街として古く、歩道も狭いからだろうか。御堂筋の銀杏並木が有名なだけだ。

それでいくと東京は隅田川、上野公園、新宿御苑千鳥ヶ淵と膨大な桜を見ることができる。横浜に住んでいた時は、大岡川というなんてことのない川沿いが桜で埋め尽くされていて驚いた記憶がある。

東京近郊の人はソメイヨシノが好きなのだろう。そして、桜で埋め尽くすくらいの敷地や公園があるということも言える。大阪、京都、奈良はその点でいくと寺社が多いものの、自由にできる敷地は意外と少ない。

一方で、関西で古くからの桜と言えば吉野山

ソメイヨシノのような人工ではなく、古来の山桜が有名だ。街中で大爆発的桜を見るのも悪くないが、自生する桜の方が風情がある。

関西出身のくせに未だ見たことがないので、一度はハイキングがてら行ってみたい。