クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

妄想の残雪期・奥穂高岳登山③〜アクセス編

上高地へのアクセスには①電車とバスの乗り継ぎ、②沢渡駐車場まで車で行って、バス乗り換え、③深夜高速バスで上高地に直行、という手段がある。

最も楽なのは深夜高速バスで、早朝6時前に上高地に着く。ただ、バスで眠れるかどうかが鍵。途中のトイレ休憩で起こされるのと、新島々から先は曲がりくねった道となる。

電車やマイカー利用のメリットは天候によって中止できることだ。予約というプロセスが入るとどうしても無理をしがちになる。

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おなじみのあずさ号

結論として、行きは深夜高速バス、帰りは電車で帰ることとする。

やはり1日目の午前中をフルに使えるのが大きい。一方、帰りは渋滞を考えると電車の方が便利。一度、ゴールデンウィーク上高地から新宿までのバスに乗ったら、出発15時で到着が23時半になったことがある。

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大混雑の上高地

さて、早朝から上高地スタート。

梓川を遡り、河童橋、明神館、徳沢園、横尾と辿る。明神岳蝶ヶ岳、遠く常念岳の白い峰が見えるはずだ。

横尾まではほぼ平坦な林道歩き。

水も豊富なので、最小限の飲み水にして、横尾で多めに汲むといいだろう。5月5日前後はいたるところに鯉のぼりがかかっている。

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横尾からは梓川を渡って本格的な山道へ

横尾からがいよいよ山登り。

5月だとここから雪道となる。涸沢まで3、4時間くらいだが、荷物は最小限に。

いつもの45Lバックパックに詰め込んできた。重荷に喘ぐ人たちを横目にサクサク登る(あくまで妄想)。

日が照る前にたっぷり日焼け止めを塗る。日差しが強くなってきたのでハードシェルを脱ぎ、長袖シャツ1枚で登り続ける。

休憩しようにもやや表面の溶けた雪の上だと腰掛けるところがない。気がついたら涸沢の小屋の下に着いていた。

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横尾から涸沢の雪道をサクサク登る