仕事が火を噴きそうになってきた。
火を噴いて加速すればいいものの、渋滞を起こすだけなので余計に時間がかかる。
だんだん雪山にでも遁走したくなってきた。
こういう時は妄想登山で気晴らしをしようと思う。
どこに行こう。7年前に上高地から入って、涸沢をベースに奥穂高岳に登った例に想定してみようか。
5月だと日中は5度くらい。明け方でマイナス5度から10度くらいの気温となる。頂上付近は雪、上高地では雨が想定される。
まずは衣類について妄想してみたい。
①寝袋ーモンベル ダウンハガー800 #3
寝袋はスリーシーズンで活躍のダウンハガー#3。使用可能温度は-1度となっているけど、ダウンジャケットとダウンパンツを履けば経験則として大丈夫。
雨の可能性もあるので、シュラフカバーも持って行くといい。
日中は暖かくて半袖でも過ごせる一方で、夜は地面が凍るほど冷え込むのがこの時期なのだ。
②テントシューズ
案外大切なのがこれ。
寝袋の保温が足りないときはテントシューズがあると全然違う。
③パタゴニア ガルバナイズド ジャケット/パンツ
この時期はハードシェルにするかレインウェアにするか微妙なところ。まあ滑落したり、尻セードするならハードシェルがいいだろう。
雨を考慮するとソフトシェルのみという選択肢はない。
ただし、裏地にこってり付いたハードシェルより軽量な方がいい。お勧めはパタゴニアのガルバナイズドだ。
もう廃盤になっているかもしれないけど。
ちなみに、過去奥穂高にはTHE NORTH FACEのクライムライトジャケットを着て行った。
これもいいモデルで、レインウェア並みに軽量なハードシェル。ただ、丈が少々短いので、風が強いとお腹がスース―する。
今も続く名作なので選択肢として大いにあり。
④インナーウェアは中厚くらい、フリースも中くらい
インナーは日中暑くて夜寒いということを考慮すると中厚くらいがいい。この時期、登りで半袖という人もいるくらい。
私がここのところ長年使っているのはパタゴニア キャップリーン ミッド。
これ1枚で夏から残雪期まで使い回している。ジップタイプの方が温度調整がしやすい。まあジップを全開にして胸毛を出すのもどうかという気もするが。
フリースも行動中に暑くならない程度がいいだろう。選ぶならパタゴニアのR1くらい。
フーディニはフードがバラクラバになる。厳冬期はバラクラバにはちょっと力不足。鼻元まで伸びないんだな。ただ、残雪期くらいなら大丈夫だ。
あと、ジャケットタイプではなくプルオーバータイプなので、アウターとして着てもお腹が冷えにくい。
そんなこんな、妄想していると山に行きたくなってきた。
仕事が火を噴いている。でも行きたい。
そんな葛藤を抱えつつ今日も都会にいる。