少し前にニトリに行った。
行ったと書いたところで珍しいわけでもないのだが、時折面白い商品があったりする。以前買ったスキレットもそれで、未だ判定不能なところがあるが、値段の割には役に立っている。
今回はニトリで山専ボトルに似たものを作ったということで見学してみた。
山専ボトルはサーモスの商品で、超強力な保温力を誇る魔法瓶で山で使うことを想定したモデル。コップも注ぎ口も大振りで、分厚いグローブで開け閉めも簡単。うちには私と相方の分で2本ある。
その後、モンベルからもよく似た商品が出た。保温力はなかなかと聞いている。サーモスが5000円超のところ、モンベルは少し安い値段設定となっている。
さて、さらにさらによく似た商品がニトリから出てきたようだ。
500mlというのが気になるので展示品を子細に観察してみた。
構造はそれほど変わらない。蓋がコップになるのと、もう一つなぜかコップになるプラスチックカップが付いている。
それはいい。
表示されている保温力もサーモスやモンベルより劣りそうだが、まあまあ。値段がサーモスの半分近くなのだから上出来だ。
しかし、よくよく見ると致命的とも言える欠点が出てきた。
パッキンがどれもチャチなのだ。
山専ボトルを買った時に感心したのが、ラバー製のところがどれも頑丈なところで、未だ故障知らずである。それに比べると「何だこりゃ」というくらい薄っぺらい。
交換部品があればいいものの、出先で漏れたらアウト。雪山でバックパックの中で水漏れしたらどうすればいいんだ。
そういうわけで購入を見送ったわけだが、パッキンさえ改善してくれたら買ってもいいかな。数百円値段が上がってもいいので、そこだけ切に願いながら店を出た。