一昨年と昨年の夏は北海道へ行った。
一昨年は利尻島と礼文島に行き、憧れのウニとホッケのちゃんちゃん焼きを頂戴。さらに小樽で海鮮丼とジンギスカンというグルメ旅。
昨年は北見で焼肉、ウトロで海鮮丼、羅臼でニシンの一夜干し、釧路で寿司。
そんな話を相方の実家ですると「富山の寿司はレベルが高いよ」と言われた。確かに釧路の寿司は格別というわけでもなかった。そんなわけで今夏は富山に下山したら海鮮をふんだんにいただこうと決めていた。
下山して宿に荷物を預け、まずは寿司である。
駅前の回転寿司店が11時半からとのことで、10分くらい前に行くとすでに7人くらい並んでいて人気店だとひとめにわかる。
さてさて、寿司の方はどうだろうか。
暑いので食中毒を恐れてか、コロナの影響か、回転寿司のコンベアで寿司は回っていない。注文は紙に書いて板前さんに渡す方式だ。
マアジ、オコゼ、生タコ、いろいろ食べたけどMVPは黒ムツ。1貫で550円とかしたけど、表面を少し炙り、香ばしい中にも甘い脂があって最高。陳腐な表現しかできないけど旨かった。
あとホタルイカの黒漬けという軍艦巻きが以外にも旨くておかわりしてしまう。塩辛にイカ墨を入れたようなもので、見栄えはしないけどナカナカのもの。
結論として、富山の寿司は旨かった。
ただ、北海道に比べて圧勝かというとわからない。それというのも釧路で食べた時よりずいぶん値段も高く、コスパの面では何とも言えないからだ。
さて、夜も夜でグルメに繰り出してみた。
しかし、ネットで調べた店は軒並み休業。お盆は営業していないらしい。結局、適当にこぎれいな店に入った。
ここでもやはり海鮮を中心に注文。北海道ではお呼びではないマグロの赤身とかが混じっていたが、富山では地物づくしなのがありがたい。
相方が頼んだ日本酒3種、満寿泉(ますいずみ)、林、勝駒はどれも外れがなく、食欲もどんどん進む。
最後は白エビの唐揚げ。時間かかるなと思ったら野菜も入ってきた。
いやはや満足である。
6日もアルファ米とかラーメン生活だったので、かなり身体がタンパク質を欲していたようだ。
登山からのグルメ旅はどうもやめられない。