クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

予約嫌いの人

こんなことを書くと「変な奴」と思われるかもしれないが、私は予約嫌いの人だったりする。

「あ~、明日天気いいし、山でも行くか」

とやりたい。行きたい行きたいと思いつつも、いざ予約すると「あ~、行かなきゃいけないんだよな~」と少し億劫になる。

今年の夏は北アルプスに高速バスのみの予約で行ったら、テント場がどこも予約必須となっていた。

聞けば人気の場所では予約解禁となるや即日で満杯となるらしい。天気も読めない何ヶ月も先の予約を「とりあえず」埋めないと泊まれないんだと。

山中を思いつきで放浪するというプランで行ったわれわれは、行く先々で「本当は予約が必要なんですが・・・」と言われてしまったが、泊めてくれないことはなかったし、本当に満杯で身動きの取れないテント場もなかった。まあ少々気まずい雰囲気になったのは事実だ。

コロナでありとあらゆるものに「予約」が付されるようになっていて、予約嫌いには大いに困る状況だ。

予約制の方が混まなくていいという考え方もある。店側・営業側は予約がある方が予定も立てやすいだろう。

ただ、ふらりと寄ってふらりと出る自由が時々ほしくなる。