クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

誕生日とクリスマスに何もらう?

もうすぐクリスマスだ。だからといってそんなにココロオドルわけではない。

先日、「誕生日プレゼント」というわけで相方から白樺のカップをもらった。「クリスマスプレゼント何がいい?」と訊かれたものの、誕生日プレゼントをもらったばかりで物欲がそんなに湧かない。

弟は1月生まれで、クリスマスとお正月と誕生日が連続で来る。しかも、生来物欲がないのでよくわからないプレゼントは生活用品ばかりもらっていた。最初は目覚まし時計とかで、最後にもらったプレゼントはなんとゴミ箱である。それも誕生日だかクリスマスだかわからない。

私も小学生に頃にもらったプレゼントも、古銭とかでおおよそ子どもらしからぬものだった。そして中学以降はクリスマスプレゼントをねだった記憶がない。

相方なんかは7月生まれで一人っ子だ。クリスマスとちょうど半年ズレるので、適度な物欲と甘えられる環境があった。

私なんかは3人兄弟で母方の祖父母から見ると孫が8人。お年玉は親族間で厳密なカルテル(協定)が結ばれ、祖父母は誕生日プレゼントを孫に渡さないこととなっていた。

それに比べると一人っ子たる相方は親と祖父母の愛とプレゼントを一心に受けることとなったようだ。羨ましいようだが、年末に記念日の集中する私は物欲の針が壊れているので、どうも想像ができない。

 

大前研一さんに言わせると現代日本は「低欲望社会」なのだそうだ。政治も日本の将来にも期待を持たず、将来が不安なので貯蓄ばかりしてしまう。私は物へ執着は薄いし、食欲も徐々に減りつつある。低欲望の象徴のような人間だ。

現代の子どもは誕生日とクリスマスに何をねだるのだろうか。