少し楽しい話を書こう。
アメリカ"NEWYORK TIMES"の「2023年行くべき52ヶ所」に盛岡が選ばれたらしい。年明け1月12日の記事らしいが、おかげ今は盛岡がHOTなんだと。
52ヶ所には福岡も含まれている。夜の中洲は屋台なんかも充実していて確かにいい。他に私が行ったことのあるところではモニュメント・バレー。まあアメリカの新聞社だから北アメリカ国内が多いのは当然か。
都市を指すケースもあれば、キューバ、ブータンなんて国じゃないかというツッコミは入れたくなる。
さて、盛岡と言えば去年10月に行った。
岩手山に登り、避難小屋で一泊。天気が下り坂ということで翌朝下山。岩手山はなかなか良かった。
そして下山して盛岡市街を散策。
盛岡駅から北上川をたどって南に行くと町家づくりの並ぶところがある。市街から少々離れているので、歩くと30分以上かかるが、ここがなかなかいい。
繫華街から離れているので、喧騒はない。温泉地にありがちな古民家カフェなどは少ないものの、かえって素朴。わりとそのまま展示しているという印象だ。
このあたりに原敬の墓などもある。岩手出身のおじさんによると、岩手は山口、東京に次ぐ総理大臣輩出地なんだそうだ。総理大臣出身者が多いと偉いのかという議論はあるが、とにかく郷土愛が強いことはよくわかった。
あと「あさ開」という日本酒の醸造所がある。「熟麗」という銘柄は驚くほどコクがあって旨く、昨年私の中でのNo.1日本酒となった。
さて、HOTな街、盛岡だが、難点を言うと食に関しては海も遠いしこれといったものはない。「盛岡三大麺」と呼ばれる「わんこそば」、「盛岡冷麵」、「じゃじゃ麵」も少々インパクトに欠ける。せんべい汁もあるけどいまいち。
名物となると肉か魚などのタンパク質系になるので目立つのは小岩井農場の乳製品くらいか。
しかし、盛岡城跡もそこから眺める北上川も雄大だし、新幹線ですぐだから行ってみる価値は大いにある街だということは強調したい。
