クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

去年何をしていたかと言えば

去年何していたかなあと振り返ってみると、7月1日、2日で北八ヶ岳から南へ向かって天狗岳、硫黄岳と縦走し、美濃戸口に下りるという登山をしていた。

週末、突然暑くなるというので山に逃げようということで急遽計画したものだったが、山もやはり暑かった。おまけに美濃戸口に下りたら携帯電話に通信障害が起きていて、下山もできず、バスはすぐ手前で出てしまったので、駅までてくてく歩くというおまけ付だった。

しかし、先々週は水根沢に行き、先週は荒川とパックラフトで下ったりと、アクティビティの種類は違うものの、やっていることは去年とそう変わらない。年を取っていないのか、もしくは進歩していないのか。

先日、実家の母親から写真が送られてきた。何かと見れば奈良県の宮滝というところで、昔家族キャンプをしたところだ。

当時はオートキャンプなどもまだ流行っておらず、河原でキャンプをしていても、地元の人は奇異な目で見ることはあっても咎めるようなことはなかった。

父親の古い所持品であるコールマン・PEAK1ストーブで米を炊き、ボンカレーか何かを食べた記憶がある。家では何もしない父親がテントを立て、米を炊く姿は妙にたくましく見えた。

その父親と同じくらいの年齢か超えても、私はテントを張り、米を炊いている。これまた親子をまたいでも年を取っていないか、進歩していないのかもしれない。