クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

多眠症と不眠症

ここのところよく寝ている。

平日は9時台に寝て4時半に起きる生活なのだが、休日ともなると就寝時間は同じで6時半くらいまで寝ている。

さらに、最近は2人してマラソンの練習をしているのだけど、練習の後に本など読んでいると眠気が襲ってきて、1時間ほどウトウトしたり。それでも夜はシッカリ眠れるもんだから、異常じゃないかと怖くなる。

「多眠症」なんて病気があったらそれじゃないかと思ったりする。

快適なテント泊だと余計に寝てしまったりする

「ナポレオンは3時間しか眠らなかった」と言われるが、昼寝をしていたとか、まとめて何日も寝ることができたとかいう説もあったりする。いずれにしても完全に3時間睡眠は無理らしい。

逆によく眠る偉人はアインシュタインで、こちらは10時間睡眠だという。よく寝たらアインシュタインになれるわけではないが、勇気づけられる話である。

一風変わっているのは毛沢東で、最高権力者となってからは好きな時間に起きて好きな時間に寝たという。

人間は生理的には25時間サイクルで、通常は日光を浴びることでサイクルを24時間に強制的に合わせている。

ところが、毛沢東は好きな時間に起きて寝てを繰り返した結果、タイムテーブルは一般人とどんどんかけ離れてゆき、夜中起きて日中は寝る日があったり、夜は寝て昼は起きてという日があったりと、年中バラバラな生活を送ったという。深夜から「これから仕事するぞー」となるわけだから周囲は大変だっただろう。

これが最も活きるのは「時差ボケ」の発生する海外旅行だが、飛行機嫌いだったらしく、この生活リズムを活かすことはついになかったという。

 

私は経験したことがないが、「不眠症」というのはずいぶんと辛いらしい。

不規則な生活を送る作家なんかが不眠症から精神が蝕まれてしまうケースなんかもある。

私なんぞも年に1回くらい、夜中に眠れなくなって翌朝寝不足で辛い思いをすることがある。「睡眠時間があと2時間しかない。寝たいのに眠れない」という気の焦り。

これは翌朝寝不足で眠いわけだから、瞬間的不眠症で、慢性的ではない。その日の夜は気を失ったように眠れる。しかし、これが毎日続けば気を病むことは間違いない。

ぶるぶる。

そんなわけで、今日も眠れることに感謝して布団に入りたい。