クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

阿弥陀岳に登る~冬の八ヶ岳山行①

「近くて良い山」と書いたが、最近八ヶ岳も人が少なくなった気がする。

特にコロナが流行した頃くらいだろうか。あちこちの山小屋が休業したので、特に冬はハードルが高くなった。今回私が乗った茅野から美濃戸口までのバスも10人ほどしかいなかった。

まあ、それによって静かな山行を楽しめると割り切り、美濃戸口から林道を登って、南沢から行者小屋へ。ここでテントを設営。テント泊代2000円は以前の倍だが、テント村の閑散とした様子からするとやむを得ないのだろうか。

まだ、時刻は1時なので、ここから阿弥陀岳へ。

冬の阿弥陀岳は今まで2回、北稜というプチバリエーションルートから登っている。雪は全体的に少なそうなので、今回は一般ルートから阿弥陀岳を目指すことにした。北稜ルートは岩が脆いので、積雪期限定のルートなのだ。

気温はかなり高く、フリースにアウターを重ねただけで汗をかいてしまう。

中岳のコルに抜けると富士山がきれいに見えた。

阿弥陀岳の下は雪があったり、岩をクランポンガリガリさせたりしながら登る。

こういう時ははしごとかが登りにくい。

頂上には2時半くらいに到着。ペースは悪くないが、どうも頭が痛い。ほぼ無風で気持ちの良い頂上だったけど、結局すぐに下山してテントに潜り込んだ。

(つづく)