鹿児島滞在3日目。
旅の真打霧島山も登ったし麓に下りて普通の観光と鹿児島名物を楽しもうということとなった。
霧島からはいったん鹿児島空港に戻り、さらに鹿児島市街へバスを乗り継ぐことになる。天文館という鹿児島随一の繫華街にあるホテルにテントやら焚き火台の入ったバックパックを置いて桜島へ向かった。
桜島へは桜島フェリーが20分間隔で運行している。片道200円で、なんだか電車にでも乗るような感じだ。乗船時間は15分ほどで、中でうどんが売っていたが、そんな短時間で食べる必要があるのかやや疑問。ただ、サッカー元日本代表の前園選手は食っていたと観光ガイドに書いてあったので、腹ペコの少年たちは食べるのであろう。
われわれは桜島に着いてフェリーターミナルで腹ごしらえをし、桜島観光へ。
観光と言っても、地図を見ながら湯之平展望所というところまで歩くだけである。観光バスが結構な本数で走っているので、何も歩かなくてもいいようなものだが、それじゃつまらないので舗装道路をてくてく歩く。
途中、ミカン畑や桜島大根の畑があってなんとなくよろしい。
展望所は標高300mくらいのところにあって、そこそこ登らされるが、なんとなくよろしいことにする。
そして展望所。
荒々しい山肌。いつ噴火してもおかしくない島に住むというのはどういう心地だろう。
考えてみると都会では電車は時刻通りに来るし、不確定要素が少なすぎる。本来の地球環境は不確定要素だらけだし、生命そのものも不確定要素により生じたと言えるだろう。
そんなことを考えつつ、海辺に下りて定時運行の桜島フェリーに乗って鹿児島市街に戻った。
(とりあえずおわり)