登山カメラを探して、週末ヤマダ電機に行ってみた。
結論から言うと有用な情報も有力な候補も見つからなかった。店員さんで山に登る人がいないというのが大きい。商品知識はあっても使う環境が想像できないのだ。
文句を言っても仕方ないので、必要な要素と条件を書いてみよう。
①軽い→500g前後。
本格一眼レフはどれも900gから1000g。肩凝りそうだし、食料削ってまでカメラ持ちたくない。
片手で操作するにも500gくらいが限界。1kgなんてほとんど鉄アレイだよ。
②電池の持ちがいい→一眼レフか高級コンデジ。
ミラーレス一眼は一眼レフの半分くらいしか電池が持たないらしい。ミラーレスはファインダー内に画像を映し、撮影者はそれを見て撮影する仕組みになっている。
それに対して一眼レフはレンズから入った光を鏡で反射して直接ファインダーから見ている。
撮影に手間取ると画像を映し続けるミラーレスは電池をみるみる食うらしい。電池切れ防止には予備電池を持つしかないが、持ちたくないな。
③丈夫がいい
これは一番わからない。壊してみるしかないしなあ。
山で知り合ったおじさんが、昔SONYのαシリーズを使っていたら壊れて、CANON 5Dに乗り換えたという。
そう聞いてもその製品が悪いのか、たまたま悪いのに当たったのか、扱いが悪かったのか判断つかない。
④やっぱ一眼だね
高級コンデジという手もあるけど、これだけスマホが進化する時代。半端な高級カメラはすぐに時代遅れになってしまう。
私は極端に物持ちがいいので、10年くらいは使うつもりでいる。そうなると一眼レフじゃないととなる。
ではでは、さてさて候補。
Ⅰ CANON EOS Kiss X10
やっぱりこれが来るんだよ。
重さ450gは他にはない。シャッター周りが片手でも持ちやすいような丸い形状になっている。
それと電池がめちゃくちゃ持つ。現行モデルはわからないのだけど、夏は4日くらいは余裕。
cweb.canon.jpこの前さんざん書いたのでここでは割愛。
Ⅱ PENTAX K-70
これまであまり見向きもしなかったPENTAX。マニアックなカメラという印象があった。
電気店で見ると、最もアウトドア仕様という感じがする。ボタンが大きいので、グローブを着けて操作しやすそう。これが大きい。重さ628gも許容範囲。
店で撮ってみてもよくわからなかったが、撮り味がいいなら検討の余地大いにあり。
Ⅲ NIKON D3500
今回取り上げる中で最も軽い。EOS Kissより軽いのには驚いた。カタログ数値でなんと415gである。実物はその分安っぽくは見えるけど、已むをえまい。
使ってないので何とも言えないが、EOS Kissと同じくらいではないかと想像している。ただ、ボタン操作はKissの方が使いやすそう。まあ私がKissに慣れているだけだろうが。
レンズのマウントがCANONとNIKONで逆なので、私にとっては少し思い切りがいる選択肢となる。
・SONY α7 II
ミラーレスは除外とか言いつつ候補にした。カチカチっとしたフォルムがカッコいい。
カタログ数値で599gは許容範囲。
問題は電池。ファインダーを使うと撮影枚数約270枚となっている。液晶モニターで約350枚ってどうなっとるんじゃと思ったりする。ファインダーいらんではないか。
これがミラーレスのオキテなのかもしれない。うーむ。
そういうわけで、さんざん書いて迷っている。
ちなみに、20万円以上のモデルは基本的に除外した。そんな高価なものを身につけてウロウロするのは小心者には怖すぎる。
これまでさんざん手荒に扱っていたし。
ただ、最近心底満足した写真を撮れていないと感じるのは、心のセンサーが摩耗しているからだろうか。
登山カメラに必要なのはカメラのスペックではなく、心のスペックかもしれないなどと考えもしている。