クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

登山ダイエットのススメ

相方が健康診断の結果を持って帰ってきた。なんと体重48kgだという。

驚いた。普通の女性ならともかく相方は169.6cm。BMI16.7は痩せすぎを通り越して「危険」レベルだ。

8月にテント泊で北海道旅行をしたからか。確かに登山3回を含む旅行は過酷だった。でもさんざん美味いものも食べたし、そんなに痩せることはない。

というか登山はそんなに痩せるものなのか?


「登山でダイエット」というキャッチを十数年前の『山と渓谷』で見た。まあ定期的にやりそうなコーナーだが。

ちょっと「登山でダイエット」について考えてみよう。


登山は有酸素運動であり、小さな山に行っても少なくとも3時間くらいは動き続ける。15分以上の有酸素運動で脂肪が燃えるらしいので、2時間以上燃え続けることになるわけだ。

それに景色が良くて、風は気持ちいいし、ただのおにぎりやカップラーメンがいつもより美味い。

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しかし、そうもうまくいかないのが世の常。

登山は丸1日フリーな休日しかできないし、天気が悪ければNG。山好きなら痩せるわけではない。


登山でダイエットを完遂するには、まずは山に行かずに痩せることだ。

私の場合、クライミングの練習をしたら体重が減った。減ったというより、体重を増やすと登れないので、軽くなるようにした。

 トレーニングをする時間を取れなくなると、体重を減らした方が楽に登れる。筋力はなかなかつかないものだ。

私は大学時代に62kg台。クライミングを始めて58kgくらい。

「痩せたら登れる。痩せたら登れる」

と言い聞かせてみよう。


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あと、危険な登山を始めると太れなくなる。

ライミングも一例ながら、「鍛えないと死ぬ!」というところに行き続ければ痩せる。毎度毎度そんなことをしなくても、暗示にかける。

言い聞かせてみよう。

「痩せないと死ぬ。痩せないと死ぬ」

痩せねば死ぬのならライザップより結果が出そうなものだが、そうもいかないからみんな苦労するのだろう。


さて、冒頭に戻ってあまりに極端な結果なので、家にある体重計で測ってみた。「5*.5kg」*1と出た。

「なんていい加減な健康診断!」

と二人して思った一方、むやみに体重に振り回されるのもどうかとも私は感じていた。

*1:一応女性ですので、伏字といたします