クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

登山体の作り方

もう間もなく冬になる。「平地は紅葉もまだなのに気が早いね」という声が降ってきそうだが、山は10月下旬からもう冬なのだ。

冬山は体力が必要になる。もちろん夏でも必要ではあるものの、防寒着やらクランポンやらが増え、アウターも分厚くなるので荷物が重くなる。

おまけに足場は悪いし、足を止めると寒いし、って文句言う割に行くのである。

とにかく体力強化が毎年秋の目標になる。そんなわけで個人的なトレーニング方法を紹介したい。

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グリベルで揃えてみた冬道具

 

レーニング① 片足スクワット

これはケインコスギがやっていたのを見て始めたもの。本当は足裏を床に付けたまま支えなしでスクワットをする。

しかし、足首の固い私がやるとコケるので、机とかで支えながら、足裏も少し浮かしてやっている。両足でやるより短時間に大きな負荷がかかる。

負荷が大きいので膝を痛めないように注意しないといけない。ただ、荷物が夏の15kgから20kgにアップすれば5kg負荷が上がる理屈だから、鍛えるに越したことはないだろう。

片足15回ずつ、3セットもやればいい運動になる。

 

レーニング② 四股

怪我をした貴乃花がひたすら四股に励んだという話からやってみた。

脚の内側、外側の筋肉にいい気がする。走るだけではなかなか鍛えられない。特に冬山では足場が悪い中、片足でバランスをうまく取れないと転倒、滑落の可能性がアップするので、よくよく鍛えておいた方が良い。

 

レーニング③ 片手片足ピンッ

どう説明したらいいのだろう。

足を広げた状態で腕立て伏せをする格好から、片手と片足を伸ばす。背筋が伸び、身体がプルプルする。これに耐える。

昔、西武の松井稼頭央がトレーナーの指導のもとやっていた。体幹を鍛えるのだという。

体幹の鍛え方は難しい。腹筋背筋くらいだと不安なのでやっている。

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体力が必要な甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根

昔の登山家は冬山の前には寒さに耐えるために太ったそうだ。

しかし、アルパインスタイルでのクライミングが出てからは余計な脂肪を付けずに筋肉質なアスリート体型になることが推奨されている。

今の私は172cmでわずか55kgしかないひょろひょろモヤシなので、ちょっと筋肉を付けないといずれ冬山に行けなくなると危惧しながら、仕事に追われている。