クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

夏山縦走のススメ~登山体の作り方

今年は特に暑い。

暑いのは苦手である。寒いのも冷え性なので苦手である。じゃあどっちかというと暑くても脱ぐには限界があるので寒い方がいいので山に行きたい。

しかし、高所に行くには身体づくりが必要だ。

私の20歳の時の体形は172cm、62kg。中肉中背。現在は54kg。

「8kgの減量に成功しました」というわけではなく瘦せすぎである。かつては上半身、下半身とも筋力は普通だったのが、今は下半身は標準で上半身が標準を下回っている。

つまり上半身の筋力・体脂肪とも落ちたということのようだ。体脂肪率は現在12%くらい。マラソンや長期縦走をやった直後は10%を切ることがある。

結論を言うと、今の体形の方が縦走登山にはいい。20歳の時より動ける。

これは進化したと言うより、体が軽量化されて同じ荷物が軽く感じるからだ。今15kgの荷物を持つのはかつて23kgを背負うのと同じ負荷が両脚にかかった。行動時間が伸びると負荷の違いが大きく出るので、今の方が長距離移動ができる。

問題は普段のトレーニングで、身体が軽いとランキングもスクワットも負荷が少ないので、筋肉が落ちやすい。理想はボディービルダーがやるように、増量して減量に切り替えることだが、代謝は20歳より確実に落ちているので、増量したら元に戻らない危険性が大きい。

そんなわけで、縦走登山の身体づくりには縦走登山がいいというのが今の結論。

ただ、ここのところあまり行けていないので、ほぼぶっつけ本番ということが増えた。これでいいのだろうか。