クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

オリンピック・パラリンピックは無観客でできるのか

オリンピック・パラリンピックの開催が危ぶまれている。

そう書くとやってほしそうな感じがするが、個人的には観客が入らないのならやらなくていいような気がする。そもそも世界中から人が来てお金を落としてくれることに大会の真価があるようなもので、それがないなら価値はない。

やっぱりイベントはワイワイガヤガヤやるのが一番。

無観客じゃ選手も盛り上がらないだろう。

 

ニュースを見ていたら、オリンピック・パラリンピックは海外からの観戦者の受入れをしないとのこと。

一昨日スポーツニュースを見ていたら、アーチェリーは随分静か。考えてみればゴルフも打つ前は「しー!」と言われる。卓球も結構静か。

無観客でもできるのはこれらだろう。

一方で、大会の花形である陸上やマラソンは無観客だと盛り上がらない。ハンマー投げとか無音の中でグラウンドに「ドン」と落ちるなんて考えるだに空しい。クライミングも「ガンバ!」と声を掛けたい。

オリンピック競技というのはもともと戦闘から派生したものが多いのだから、「わーっ」と言わないと選手もアドレナリンが出ないだろう。

 

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 オリンピック・パラリンピックを無観客とか、観戦者を絞ってやるとかするならeスポーツでも変わらない。

それでもなおリアルでやる意味は何か。それは現場の空気を観客が感じることができるからだろう。その空気感をなしに開催する意味は果たしてあるのだろうか。さらにその空気感を感じたい観客が押し寄せ、経済効果があるから世界的なイベントとしてオリンピック・パラリンピックがあるのだ。

本来の目的を見失った大会なら私はあまり見たくない。