クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

郷土の森公園での焚き火道

晴れた日曜日に府中郷土の森公園で焚き火をした。

昨年買ったベルモントのTABIという小型焚火台を使ってバーベキュー。張り切って先輩家族を誘ったのだが、とんでもない目に遭った。

 

前日は雨だった。

しとしとずっと降っていたらしく、前回同様に公園で落ち枝を探して持参したものはすべて濡れていた。こうなると煙がやたらに出るばかり。焚き付けの新聞紙は瞬く間に使い切り、奥の手で用意したホワイトガソリンで少し火力を出すものの、すぐに白い煙がモクモクになる。

それでも必死に吹いて煽いでとやっていたが、1時間したところで先輩家族が到着。

料理をできる段階ではない。再び吹いて煽いで、灰が飛び散りして、ようやくフライパンが熱くなってきた。それで肉を焼き、パスタを茹で、コーヒーを入れるともう夕方だった。

原因は前日の雨だ。調達した枝が濡れて、なかなか本格的に燃えなかった。

隣でテントを張っていたカップルも小さな焚火台で苦労しているようだった。ただ、われわれと違ってどこかで購ったであろう薪を使っている。

焚き火は拾い枝でやるべしという法律があるわけではないが、なんとなく金をかけてやるのはフェアでない気がする。どこか焚き火に「サバイバル」という小さなロマンを求めているのかもしれない。