クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

「油」で持久力は上げられるか

Number Webで「油で持久力アップ」という記事があって少し気になっている。

内容は100kmを超えるトレイルランニングの大会にいくつも出ている女性ライターが、糖質を減らして油分を増やして体質を変えるというもの。ライターと言っても100kmマラソンはサブ10(10時間切り)で、300km超のトレイルランニング大会も走破している。

フィジカルがそんな人だから、持久力アップは不要のようだが、フルマラソンで30kmの壁はやはり存在するらしい。さて、油がキーとはいかなることぞ。

かつて私が出た岩手の100kmマラソンの夜明け

フルマラソンでよく言われるのが「30kmの壁」。これは身体に蓄えた糖質が尽き、急激に減速してしまう現象を指す。個人差はあるが、私の場合、2時間半も走るとエネルギー切れかなと感じる。

糖質は最も効果が早いエネルギーであるものの、一定量しか身体に蓄積できない。それがスタミナの限界になるというわけだ。

この記事によると、糖質エネルギーから油分エネルギーに替えれば、もっとスタミナが持続し、バテることがないらしい。そうなると素晴らしいのだが。

100kmマラソンと同じ年の読売新道縦走

登山やクライミングをやっていると油分をどうしても控えてしまう。

基本が身体を持ち上げるアクティビティなので体重は増やしたくない。それと、私の場合は体重も基礎代謝もかなり低い。油分がそのまま脂肪分になってしまう可能性もある。

記事によると、総カロリー摂取量を変えずに油分を増やす。増やすというより糖質はカットしてしまい、油分で動く身体に変えてしまうということのようだ。

油分中心はいいが、酒類や甘い物もカット。なかなか大変そうである。

 

まだ実践していないが、わが家はわりとアボカドやオリーブオイルなんかを摂取することが多い。

長距離のランキングや縦走に向けて試している価値はあるかもしれない。