クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

怪我と故障の違い

先週は水曜日から股関節が痛くなってしまった。おそらく、帰宅時に駅までダッシュしたのが原因だ。都心は信号待ちがどうしても長いので、信号に合わせて走った無理がたたったらしい。

これしきのことで故障とは情けない。おそらくトレーニング不足だろう。

今週は痛みが取れたので、スクワットなどで筋力の回復を図っている。

 

かつて広島、阪神で活躍した金本知憲が「デッドボールなどの他力で起きるのは怪我。筋力不足などで起こしたのは故障」と言っていた。要はトレーニング不足によるトラブルはプロとしての自己責任ということらしい。

一方で、一般人が身体の不調に対して「今、故障してて」とは言わない。肉離れも骨折も怪我と表現する。故障はプロのための用語のような気もする。

その意味では金本の発言は正しいのかもしれない。プロなら当然鍛えていて然るべきだ。それが不足していて起きる「故障」は逆にプロたる所以とも言える。一般人は別に鍛える義務はないから、起きたことはすべて「怪我」と言って差し支えない。

それにしても、だんだん年齢が上がるにつれて怪我にしろ故障にしろ怖くなってきた。

原因のはっきりしているものはいい。それが原因不明の膝や股関節、背中の痛みとなるといつ治るかわからないし、他の病気が原因じゃないかと勘繰りたくなる。

先日、股関節が痛かった時は「これから走ることも山歩きもできないのか」と非常に不安になった。

「健康のためには命を賭ける」とまでは言わないが、動き続けられる強い身体を目指していきたい。