クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

物欲との付き合い方

この上半期を振り返るとあまり大きな買い物をしていない。

買い物自体は、つい先日もヤマモモ酒を漬ける瓶を買ったし、『有隣堂しか知らない世界』の本もついつい買ってしまった。ただ、このあたりは本を含めて私にとって生活用品みたいなものなので、物欲を満たすという感じはしない。

どこかに物欲が行ってしまったのだろうか。

この半年は山道具を買わなかった

物欲で思い浮かべるのは自動車で、私は今までマイカーを買ったことがない。

運転免許証もあるし、仕事で毎日乗っていた時期もある。ただ、自分が買うとなると面倒くささが先に立ってしまう。

まず、車種を選んで、新車か中古車を決めて、ディーラーを探す。契約して車庫証明やら諸手続きをしてお金を振り込んで・・・。

おまけに近所のマンションに泊まっている車はみんなピカピカだ。マメに洗車しているに違いない。内装も当然掃除が必要だ。

そう考えると買ってからの方が時間がかかりそう。考えるだに面倒くさい。

昨日、「ミニマリストへの道」という題で書いた。

考えるに本当のミニマリストは金を惜しむのでなく時間を惜しむ人である。それが物欲との適当な距離感を生むのだろう。