クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

一生続けられる遊びを見つける

日曜日は雨だし、相方は風邪ひいてるし、最近働きすぎで怠いしで、呆然とすごしてしまった。

そんな中でGRIBELのYouTube山野井泰史さんが出ているのを見つけたので、ついつい見てしまう。山野井泰史さんは言わずと知れたアルパイン・クライマーのレジェンド。37歳の時に登ったギャチュンカンで重度の凍傷になり、手足の指を切断。ただ、その後も登り続けている。

映像では岩の割れ目に手足を入れて登るクラッククライミングに精を出していた。

山野井さん本人の言うところ「狂っている」らしい。登山というものを知ってからは常に登ることを考え、いや登ることしか考えず、生きることはすなわち登ることという人生を過ごしてきた。

その動画で、何より印象的だったのが、「明日死にますと言われても納得して死ねる。そのくらい遊んできたから」という話だった。「遊んできた」というのがミソで、山岳ガイドやライターのように仕事で登っているわけではない。すべて「遊び」なのだ。

つまり山野井さんは一生遊んで楽しんで過ごしている。

 

こういう生き方をしている人はなかなかいない。

しかし、憧れてしまうのは、自分には一生続けられる「遊び」が見つかっていないからなのかもしれない。

この動画を見て少し元気になった週末だった。