クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

「こたつ記事」と「こたつブログ」

テレビを買って1ヶ月。週末しか見ないのだが、NHK Eテレの「ねほりんぱほりん」が面白い。

先日のテーマは「こたつ記事」。テレビやラジオでの有名人の発言から真偽不確かなないようまで。「誰が書いてんだろうな」とか考えていたけど、想像通りか想像以上にいい加減な作成方法のようだ。

「○○の発言に、ネット上で賞賛の声」とか「○○インスタに・・・」とか。こたつに入りながらでも作成できる記事をそう呼ぶらしい。

 

番組で言っていたわけではないけど大別すると

・テレビなどの多媒体の情報

・ネット上の評判やコメントなど

・簡単に書ける雑多な記事

くらいに分けられる。

簡単に書ける雑多な記事なんかは捏造の嵐なんだそうだ。

「注目の10選」と銘打ちながら、10人にだけ聞いていたり、虚実ないまぜの健康情報を流したり。そういや去年、お湯を飲むとコロナに効くなんていうデマもあったね。

 

真偽不確かな情報が溢れるのは何も今に始まったことではない。というか過去は不確かかどうかも不明なことが多く、ずいぶん後になって「嘘でした」ということもあった。

報道の歴史とは嘘の歴史と言っていい。

出版物は金をかけて作るし、買う方も金がかかる。有料である責任感はどんな新聞社・出版社にも生じるわけだから、多少の品質は担保しようとする。

ところがネット記事はPV数が正義。タイトルがすべて。ライターも編集者も品質は二の次で、ガンガン数出すのを目的としている。

そんな質のものだから、この手の記事は暇つぶし以上の使い方をしてはいけないのかもしれない。

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えらそうに書きながらもこのブログだって同じ穴の狢。

テレビで見た内容をネタにしているし、私の記憶頼みなので、結構怪しいことを書いているかもしれない。

違いはこのブログは情報というより私の思考を主に書いているという点。つまり役に立たないのが前提となっている。

100均便利グッズではなく、掘出物探しの骨董市を目指している。

 

いずれにしても「こたつ記事」の向こうを張って「こたつブログ」か。

いや、電車で打っていることが多いから「電車ブログ」。なんのこっちゃ。