クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

1年前の自分、今の自分

ふと1年前何をしていたかなと思った。

こういう時、やたらに写真を撮っていると便利で、9月の連休には岩手山に登っている。もう秋だなあと防寒着をたくさん持って行ってらやけに暑くて、避難小屋では寝袋もいらなかった。

去年は8月に北アルプスを縦走し、9月に岩手山、10月に奥穂高岳に登った。振り返ると1月に1回くらい遠征している。

1年前の自分と今の自分に大きな差は感じない。それは大きく健康を損なっていないという反面、大きく成長していないとも言える。

父親が昔、「人生は進化論や。進化できないと滅ぶんや」と言っていた。

父親のいた会社は外資の子会社で、英語を学ぼうとしない社員に当てつけとして言っていたのだが、自分が年を食うにつれて「進化」の難しさに直面しているような気がする。

進化の最大の阻害要因は好奇心の低下だろう。自分の能力の低下以上に世の中への好奇心が減ることが怖い。世の中が面白いと思えているうちには進化し続けるが、知れば知るほど好奇心が摩耗してしまい、人は退化していくのだろう。

 

今は1年前から進化しているのだろうか。退化しているのだろうか。

いやいやまだ淘汰されたくはないぞと、私は20代の後輩に負けじとパソコンのいろいろな機能で遊んで、いや学んで進化しようとしている。