クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

山頂グルメをいただく

日曜の日和田山山頂ではホットサンドを食べた。

ちょうど風もなく、汗ばむほどの陽気なのでちょうどいい。もう少し寒いとラーメンとか汁物がほしいところで、さらに寒いと山頂でなく下山してから何か食べたくなるところだ

山頂グルメでホットサンドはある意味最高峰で、時期をかなり選ぶものなのだ。

御大層な書き方をしたが、山頂で食べるものは行動食かおにぎり。少し温まりたい時はラーメンくらいが相場。

山頂は最も風が強いところなので、わざわざ凝った食事を楽しむところではないし、逆に何を食べても美味かったりする。

この春始まったEテレの「将棋講座」では中川大輔八段が山好きということで、将棋講座なのになぜか山に登っていた。中川先生、サービスのつもりか山頂焼き肉を準備していたようだが、正直なところ雪の残る風の強い山で焼き肉は向かない。

焼いたらすぐ口に入れないと冷めるし、何より身体が温まらないのだ。こういう場合は大きめの鍋ですき焼きにした方がいいとアドバイスしたいところだ。

思い出すのは10年くらい前の八ヶ岳で山頂ではないが、すき焼きをいただいた。八ヶ岳の赤岳鉱泉ではアイスクライミング用の待合室みたいな風除けがあり、夜は使われていない。そこで氷点下の中すき焼きを用意してくれた仲間がいて、非常にいい肉を頂戴した。寒い時は鍋に限ると感じたものだった。

まあ、「焼き肉なんて」と書いたけど、外で食べたら倍美味かったりするので山頂グルメはやめられない。